2017-05-31
エミールのプロ家庭教師が、生徒さんへの思いや仕事への姿勢などを綴ったコラムです。
是非、ご一読ください。
「家庭教師の便利な機能」
かのアリストテレスはアレキサンダー大王の、紫式部は藤原道長家の家庭教師でした。千年以上の時を越え、今尚家庭教師が求められるのは何故でしょう。それは、家庭教師には家庭教師にしかできない機能が備わっているからなのです。
既に学習指導のひとつのスタイルとして定着しましたが、有名カリスマ講師の授業を映像に記録して自由に再生・視聴できるサービスがあります。「理解できない部分を何度も繰り返し見ることができる」「ノートに写せなかった板書を逆再生できる」といった機能がついており、生徒にとっては使い勝手のよいものだと思います。
家庭教師業務は教師の時間と場所を拘束しますが、24時間365日、好きな時間に再生可能…というわけにはいきません。これは、学校や塾・予備校の先生も同じです。ただ、1対1の家庭教師業務には授業スピードを生徒個々に合わせることができる「便利な機能」がついています。生徒のノリが良い時は、ハイスピードでどんどん問題をこなし、疲れている時は、適当な間を取ってリフレッシュする。これは、生徒が1人しかいないからこそできる芸当です。
当然のことを述べましたが、重要なのは、この「便利な機能」を生徒に知ってもらうことです。一斉指導で時間枠が決められている場合は、「質問はありませんか? わからない人は挙手してください。〈数秒後〉誰もいませんね。では、次へ行きます」といったセリフも必要かもしれません。しかし、家庭教師は、わかるまでとことん教えることをモットーにしています。にもかかわらず、教える立場になったことのない生徒には、家庭教師に「わからない部分は繰り返し再生可能」という「便利な機能」が搭載されているのが充分に伝わっていない、と感じることが間々あります。「一生懸命説明してくれているのだから、わかった振りをしないと先生に悪い」「今更こんなことを質問したら、バカにされるんじゃないか」生徒がこんなことを考えて遠慮しているようでは、家庭教師の効果は半減します。もし、「便利な機能」の搭載が伝わっていないようなら、生徒の理解度を試す質問をしたり、既習事項を生徒自身に説明させたり、家庭教師が自ら進んで逆再生し、「便利な機能」をフル活用できる環境を作ります。
とことん付き合う先生がいます。 エミールの家庭教師
是非、ご一読ください。
「家庭教師の便利な機能」
かのアリストテレスはアレキサンダー大王の、紫式部は藤原道長家の家庭教師でした。千年以上の時を越え、今尚家庭教師が求められるのは何故でしょう。それは、家庭教師には家庭教師にしかできない機能が備わっているからなのです。
既に学習指導のひとつのスタイルとして定着しましたが、有名カリスマ講師の授業を映像に記録して自由に再生・視聴できるサービスがあります。「理解できない部分を何度も繰り返し見ることができる」「ノートに写せなかった板書を逆再生できる」といった機能がついており、生徒にとっては使い勝手のよいものだと思います。
家庭教師業務は教師の時間と場所を拘束しますが、24時間365日、好きな時間に再生可能…というわけにはいきません。これは、学校や塾・予備校の先生も同じです。ただ、1対1の家庭教師業務には授業スピードを生徒個々に合わせることができる「便利な機能」がついています。生徒のノリが良い時は、ハイスピードでどんどん問題をこなし、疲れている時は、適当な間を取ってリフレッシュする。これは、生徒が1人しかいないからこそできる芸当です。
当然のことを述べましたが、重要なのは、この「便利な機能」を生徒に知ってもらうことです。一斉指導で時間枠が決められている場合は、「質問はありませんか? わからない人は挙手してください。〈数秒後〉誰もいませんね。では、次へ行きます」といったセリフも必要かもしれません。しかし、家庭教師は、わかるまでとことん教えることをモットーにしています。にもかかわらず、教える立場になったことのない生徒には、家庭教師に「わからない部分は繰り返し再生可能」という「便利な機能」が搭載されているのが充分に伝わっていない、と感じることが間々あります。「一生懸命説明してくれているのだから、わかった振りをしないと先生に悪い」「今更こんなことを質問したら、バカにされるんじゃないか」生徒がこんなことを考えて遠慮しているようでは、家庭教師の効果は半減します。もし、「便利な機能」の搭載が伝わっていないようなら、生徒の理解度を試す質問をしたり、既習事項を生徒自身に説明させたり、家庭教師が自ら進んで逆再生し、「便利な機能」をフル活用できる環境を作ります。
とことん付き合う先生がいます。 エミールの家庭教師