2017-07-20
 エミールのプロ家庭教師が、生徒さんへの思いや仕事への姿勢などを綴ったコラムです。
 是非、ご一読ください。

 「夏休みに為すべきこと」
 朝目覚めると同時に耳に飛び込んでくる蝉時雨。梅雨明け宣言とともに夏休みが始まりました。「夏休み」と聞くと、大人の脳裏には子どもの頃の思い出が、いくつもの断片的なシーンとなって現れます。
 しかし、夏休み現役世代の受験生には思い出に浸る暇はありません。「夏を制する者は受験を制す」の言葉どおり、夏休みの学習は2学期以降の成績向上や志望校合格に大きな影響を及ぼします。受験生の中に、毎日のようにではなく本当に毎日塾や予備校で勉強する者がいるのも、それほど珍しい例ではありません。但し、闇雲に気になる問題を手当たり次第に解いていたのでは、断片的な記憶が残るだけです。教科によって、また同じ教科でも単元・ジャンルによって、その理解・定着の度合いは一人ひとり違います。そこで、1学期に受験した定期テストや模擬テストなどの結果や志望校の入試要項・傾向から現状を分析し、以下3つのポイントのうち、どれに集中するのか、どれから始めるのかを判断します。

主要教科に集中する。
 小学生は国語・算数、中学生・高校生は英語・数学に集中して取り組む。解き方を覚えるのではなく「何故そうなるのか?」を納得いくまで考え、他人に説明できるまでにする。

苦手教科・単元・ジャンルを克服する。
 主要教科が苦手なら、何をおいてもそれをやる。苦手意識を持ち始めた学年・時期に戻り、テキストや易しい参考書で基本事項をよく理解してから、薄い基本問題集に繰り返し取り組む。理科・社会はテキストや参考書を通読し、ノートの整理から始める。

③ 得意教科を伸ばす。
 主要教科が得意なら、発展問題や入試問題に取り組み更に伸ばす。ひとつの自信は気持ちにゆとりを持たせ、他教科の学習意欲を大きく高める。また、主要教科は入試での配点が高い場合もあるので、得点を大きく稼ぎ、合格可能性が高くなる。

 まとまった時間が取れるせっかくの夏休みです。慌てず、焦らず、欲張らず、さあ始めましょう。


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