2018-06-29
エミールのプロ家庭教師が、生徒さんへの思いや仕事への姿勢を綴ったコラムです。
 是非、ご一読ください。

 「受験勉強の入り口」
 夏休みまで1ヶ月足らずになりました。海へ、山へ、テーマパークへと旅行の計画をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。その一方で、今年の夏休みは勉強漬けの毎日、という受験生もいらっしゃるでしょう。昔から「夏休みは受験の天王山」「夏を制する者は受験を制す」などと言われます。確かに、まとまった時間を取ることができる夏休みは、受験勉強をする上で大切な時期です。しかし、ほとんどの入試の本番が来年1月~3月であることを考えると、夏休みは受験勉強のピークや勝負のかけ時ではなく、まだまだ受験勉強の始まりで、入り口に立ったばかりとも言えます。
 ところで入口と言えば、冒頭に出したテーマパークに入園して最初にすることはなんでしょう…。そうです、まずは園内マップを手に入れます。テーマパークで園内マップも見ずに、入り口に近いアトラクションから順番に入る人はいません。限られた時間を効率よく使い充実した一日を過ごすためには、園内マップは不可欠です。ということは、受験勉強には受験マップと呼ぶべきものが必要不可欠なのです。
 この夏休み、受験生は受験マップを作らなければなりません。その作成は、自分の得意分野と不得意分野を見つけることから始めます。入試では全教科満点を取ることは不可能ですし、その必要もありません。「得意分野が出題されたら、絶対に正解してライバルに差をつける」「不得意分野が出題されたら、失点を最小限に抑える」準備をするのです。同じ教科でも得意分野と不得意分野が存在します。また、得意だと思っていた分野が、ごく一部しかわかっていなかったり、不得意だと思っていたことが、単なる食わず嫌いで案外簡単だったりするかもしれません。
 「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」 自分専用の受験マップがあれば、9月以降の勉強はスムーズに展開します。但し、いくら自分専用でも、テーマパークと同じように好きなアトラクションだけに偏ったり、嫌いなアトラクションをすべて避けたりしては意味がありませんので、その点は注意してください。


 詳しい受験マップを作る先生がいます。         エミールの家庭教師

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